光の届かない場所で、生きていくという痛み。
求めていた答えも、叶う筈だった願いも、聞き入れられない隔たりに、


僕らは『生き』、そして死んでいく。


唐突に舞い降りた血のように赤い手紙は、冒涜されない神の知らせ。
6日目に僕らは、やっとこの楔から解き放たれていく。


それは“求める答え”?
それは“叶った願い”?


一人きりの部屋の中で、震えながら生きていた。
正しいものは何かと、只一人になるまで貫き通した。
自らの過ちを認め、衆の嘲笑を受け入れた。


それぞれが、互いに干渉しあう 刹那。
僕らは、『何』を見ていたのだろう。


ゆっくりと時を刻んでいく142回の鐘の音は、僕らの遥か上で鳴り響く。
交差していく想いは、やがて一つになり融ける。




(さようなら、お元気で。)



(―――大好きだったよ。)




銃声の響きは渓谷に流れ落ち、
彼らは始まらない最後に終止符を打つ。

始まりの終わり、終わりの始まり。




ここに僕らの神様なんて 居ない。